中学受験の塾を選ぶとき、どこを見て決めるかはかなり悩みます。

合格実績、教材、授業の進め方、家からの距離、友達の有無。どれも大事そうに見えるので、調べれば調べるほど「結局、我が家は何を優先すればいいんだろう」と迷いました。

我が家でも、サピックス、早稲田アカデミー、日能研を候補にして考えました。

この記事では、その中でなぜ早稲田アカデミーを選んだのかをまとめます。塾そのものの優劣を比べるというより、我が家が何を重視して、どこに安心感を持ったのかという話です。

特に大きかったのは、子どものモチベーションをどう維持するかでした。

入塾したら終わりではなく、そこから通塾、宿題、テスト、復習が続きます。だからこそ、最初の塾選びでは「前向きに通い続けられる環境かどうか」をかなり意識しました。

塾選びで一番気にしたこと

我が家が塾を選ぶときに重視したのは、「子どもが前向きに通い続けられるか」です。

中学受験は短距離走ではありません。

一度入塾して終わりではなく、毎週の授業、宿題、テスト、復習が続いていきます。だからこそ、塾そのものの良さだけでなく、子どもが通うことをどれくらい自然に受け止められるかを考えました。

どれだけ評判のよい塾でも、通う本人の気持ちが置いていかれると続けるのが苦しくなります。

我が家では、そこを最初からかなり大きな判断材料にしました。

比較した候補と通いやすさ

候補として見ていたのは、主に次の3つです。

  • サピックス
  • 早稲田アカデミー
  • 日能研

我が家の場合、距離だけで見ると、早稲田アカデミーが一番近く、次に日能研、少し離れてサピックスという順番でした。

この距離の差は、思っていた以上に大きいと感じました。

塾までの移動時間が短ければ、その分だけ家庭で使える時間が増えます。帰宅後の食事、宿題、睡眠にも影響します。

親にとっても、送迎の負担が少し軽くなります。無理なく続けやすいことは、子どもだけでなく家庭全体にとって大事な条件でした。

友達がいる環境の安心感

早稲田アカデミーを前向きに考えた理由の一つに、子どもの同級生が通っていたことがあります。

また、以前に全国統一小学生テストを受けた経験があり、その流れもあって、子ども自身が早稲田アカデミーに少し興味を持っていました。

一方で、サピックスについても、難関校を目指す子が多いらしいという話はなんとなく知っていたようです。

ただ、子どもの同学年でサピックスに通っている友達はいませんでした。

そこで我が家では、友達がいる環境の方が、塾通いを始めるハードルが下がるのではないかと考えました。

友達がいるから必ずうまくいく、という話ではありません。

それでも、最初の一歩を踏み出すときに「知っている子がいる」という安心感は、子どもにとって大きいのではないかと思いました。

近いことは勉強時間にもつながる

塾が近いことは、単に便利というだけではありません。

移動時間が短いと、勉強時間を確保しやすくなります。帰宅が少し早くなるだけでも、その後の宿題や復習の進め方が変わります。

また、疲れ方も違います。

通塾そのものに時間と体力を使いすぎると、家に帰ってからの学習が重くなります。特に小学生にとっては、移動の負担も無視できません。

我が家では、塾の内容だけでなく、通う生活全体を見て判断したいと考えました。

その意味で、近くて通いやすい早稲田アカデミーは、かなり現実的な選択肢でした。

通い始めてから意識していること

実際に通わせ始めてからも、モチベーション維持のために意識していることがあります。

それは、なるべく送迎には親がついていくことです。

行くときも、迎えに行くときも、できる範囲で一緒に行くようにしています。

理由は、子どもに「塾に通わせられている」という孤独感を持たせたくないからです。

中学受験は、子どもだけが頑張るものではないと思っています。

親が勉強を代わってあげることはできません。それでも、通う道のりに付き添うことはできます。迎えに行って、帰り道に少し話を聞くこともできます。

言葉で「応援しているよ」と伝えるだけでなく、送迎という行動を通して、一緒に受験に向かって進んでいることを示したいと思っています。

完璧でなくても、できる範囲で支える

もちろん、毎回完璧に送迎できるわけではありません。

仕事や家庭の予定もあります。親の体力にも限りがあります。

それでも、できる範囲で付き添うことで、子どもにとって塾が「一人で戦いに行く場所」ではなく、「家族も一緒に支えてくれている場所」になればいいなと思っています。

塾選びでは、つい合格実績や教材の比較に目が向きます。

それも大事です。

ただ、我が家の場合は、それ以上に、子どもが前向きに通い続けられるかを重視しました。

早稲田アカデミーを選んだ理由は、特別な一つの決め手というより、子どもの興味、友達の存在、距離の近さ、家庭として支えやすいことが重なった結果でした。